一応女
どーせ暇潰しだしな。途中で投げるかも
サークルって言うかただのゲーマーの集まりなんだけどな大学終わったらゲーセン行ったり空いてる部屋ん中でゲームについて語ったりっていうぬるい集まり。
俺らの所にもそういう中に一人だけ女の子がいたんだよ
で、まあ貴重な女の子ってことでみんなでその子の事を大事に大事にしてたんだよ。
その子が「このゲームクリア出来ないよーEDみたいのにー」
って言ったらその子の為だけに動画あげたり、「サークル活動したーい!」って言ったら同人活動してる奴が売り子として会場呼んだり
もちろん俺も例に漏れずに大事にしてたんだわ。
俺を含めて女の子と今まで全く縁が無かった人間にとって、姫のわがままってのは当たり前の物だと思っていたし、別にそれは苦ではなかった。
ただ、みんなちと姫に対して一つの不満があった。
姫はなんつーか…すっごくにわかだった。
ゲームが好き…と言われたら別にそうでも無く、俺が作ったゲーム動画も「またこんど見るね!」と言って誤魔化したり…
好きなゲーム何?って聞いても曖昧な答えしか返ってこなかった
身内補正で可愛く
"見えた"とだけ
まあゲーセンいったり漫画買いに行ったりとぬるーく活動してたんだ。
んで、8月頃だったかな?いつもの如くゲーセンで姫囲みながらゲーセンでブレイブルー対戦してたんよ
俺はゲーセン用のカードを作っていた訳では無いが、家庭用で5段でちょっとだけ自信があった俺は「軽く捻って姫にいいところ見せるかぁ!」と張り切っていた
俺、テイガー
女の子、カルル
また微妙なキャラを使うと思いながらノーカードだしと適当に対戦した
姫に「女の子だからって手加減しちゃダメだよ」と言われたのにはカチンと来た
で、友人Aが「あーあー格好わりぃなぁーwww」とか言いながら姫の前で格好つけたいんだろうかオレの事をけちょんけちょんに言いまくりながらその子に乱入。
結果。惨敗。
女の子に負けた!的な変なプライドか何か知らんが俺とブレイブルーを俺よりも結構やり込んでる友人Aだけは何度も乱入した。
ちなみに姫は俺らの事を「まだまだお子様だねぇ」的な発言をしてからお供二人を連れて他のゲームをしにいった
俺も「よくぞ仇を取ってくれた!!」と大はしゃぎ。
さっきの試合についてあーだこーだ話してると
「久しぶりにじっくり対戦できました。楽しかったですよ!」
と対戦してる女の子がこっちにやってきて声をかけてきた
女の子「いえいえ!その、ノーカードで入ってごめんなさい!家にネシカ忘れて…」
出てきた女の子は凄く地味な女の子だった
眼鏡かけて、髪も短くおしゃれとは言い辛い。服装もなんつーか、姫と比べて適当な感じだった
んで、気付いたらその女の子(以下ガチ子)と俺と友人Aの3人で先程までの試合の反省点と自販機前で 雑談。
どうやらガチ子は兄の影響で格ゲーをかなりやり込んでいる事、普段は違うゲーセンでやっていた事、違うゲーセンでも色々な人に声かける事。対戦相手が居ないので新規開拓のつもりで違うゲーセンに行ったら俺らがいた事など色々話してくれた。
30分くらい。
その内の7割が対戦
で、話を聞くと同じ大学だったので「俺らでよければまた対戦しようず!」とLINEの交換をしてその日は姫の元に戻った。
ちなみに姫は「俺君とA君が違う子と仲良くしてる~」と膨れてた。
で、姫と他は違うゲームしてる間俺とAがガチ子と対戦して、そして解散って日々が続いた。
なんか姫はそんな俺らに対して「冷たくなったね…」とか「ゲームばっかりで付き合い悪いよぅ…」とか言ってたがそもそもゲーム好きの集まりだったから他の奴らは何も言わなかったし俺も気にしてなかった
俺が入ると友人A、B、C、D、Eに混じりその中にガチ子がいた。アケコン持参で
友人A「わりぃわりぃ!俺がガチ子呼んだの!」
俺「えっ、でも今日は格ゲーじゃないよ?」
ガチ子「あっ…お邪魔でした…?エルシャダイ私やりこんでたもんでA君に話を聞いてつい…」
どうやらガチ子は生粋のゲーマーで、格ゲー以外もかなりやりこんでいた。
格ゲーにあまり興味は無いがゲーマーである他の友人らもいい機会だとばかりにガチ子に話かけまくる
少なくとも俺はこの時点でゲームの話が出来るので姫と話してる時の数十倍楽しい事に気付いた。
そうやって盛り上がってる最中に、姫は来た
いつものように遅刻して誠意の無い謝罪と共に姫がやってくる
ガチ子「あ、どうも、お邪魔してまーす」
お互い顔は知ってるがあくまで顔を知ってる程度な二人。ガチ子は普通に挨拶したつもりだろうが姫がなんとも言えない顔をしたのを今でも覚えてる
A「ああ、俺が呼んだの!話してると家ゲーも結構やりこんでたらしくてさ!」
姫「へぇ~…あ!これ知ってる!「そんな装備で大丈夫か!」って奴でしょー!」
ガチ子は居ない者にしたいのか、ゲームの話にシフトしようと話題を振る
いつもなら誰かが「そうそう、それでこのゲームはね?」と蘊蓄を語るんだが…
C「この装備の場合隙が少なくて云々…」
ガチ子「でもその場合敵に対して云々…」
D「いやしかし…」
とガチ子と共にゲーム議論に夢中になっていた
どっこい
なんか熱中しているみんなに悪いから俺と友人Eが姫の相手をする。
のだが…
「なんかあの子図々しくない」
「凄くダサい女」
「俺君の知り合いなんでしょなんで連れて来たの」
「いつものメンバーで楽しくやりたかった」
的な事を延々と語られた
俺とEはまあ今日だけだからさ、と姫を必死になだめていた。
外見によっては頭なでてなだめるし
殴りたいとも思う発言
リアルでのこの発言を軽々と言えるとは…神経図太そうですな
いつも不思議なんだがよく姫とか相手に出来るよな
>>109
無神経じゃなきゃ趣味仲間にズカズカ入って行けないっしょ
リアルでこの発言をする女は基本ブサだろう…
性格は顔に出る
格ゲーだけでなく他のゲームもガチ勢なガチ子は、RPGマニアのBやアクションゲーマーのCとも仲良くなり、唯一触れてないジャンルの音ゲーの世界に入らせようとEが頑張って面白さ伝えたりしてた。
また、ガチ子は絵も描けた。
同人活動をやってるDとも話があい俺らの中心人物となっていた。
ガチ子が入って数週間もしたら、ガチ子の友人の女の子(格ゲーでは無いがゲームオタ)も俺らの輪の中に入り、凄く華やかになっていた。
姫がどんどん浮いてきた
期待
内容は
「私って可愛くないかなぁ」とか
「この前服買ったんだ!似合ってる?」とか
明らかに構ってちゃん的なアレだった
姫しか女友達が居なかった今までの俺だったらテンション上げながら長文で返事を返してたりしてたが、ガチ子やその友人らともつるむようになってからはちょっとウザく感じるようになってて、基本短文で返すようになっていた。
たまに気に入らないと通話で「そんなの女の子に対してダメでしょ!」とダメだしされていた。
後で聞いたが他の何人かもそんな感じで通話してきたらしい。
サークルのみんなとガチ子とガチ子の友人2人で、とあるゲームの聖地巡り行こうぜ!と言う話になった。
その旅行プランにみんなテンション上がっていた。
女の子と旅行と言うのもあるが、それ以上にその聖地巡りにテンション上がりまくってた。サークル内がそんな空気になっていた。
その聖地はど田舎で、そのゲームをした事がない姫は良い顔はしなかったが。
車を持っていたのは俺、友人B、そしてガチ子だった
一応異性だからと言う事で姫とガチ子友人2人はガチ子の車に、男どもは適当な車に乗って行こうぜ!って流れになっていた。
イケメンだったから問題ないけど
オタサーなんて不細工の集まりでしょ
不細工と戯れて姫は何がいいの?
ちなみに俺は中古の乗用車、Bは新車の軽自動車だった。
俺「やっぱ普通自動車のがいいって!」
B「バカだなぁ小さくても新車のがいいに決まってんだろ!」
みたいな会話してたら他の面子も集まってくる。
後はガチ子がくればと思っていたらボロボロの軽バンがやってきた。
『どこぞの農家が迷いこんだのかなぁ…』
と見てたら俺らの前で止まる。
ガチ子「お…おまたせ…」
ガチ子が恥ずかしそうに顔を赤くして降りてきた。
今思い出すとガチ子は終始「私の車そんなにいい車じゃないから…」と車出すのにいい顔はしてなかった
かっこつけないガチ子嫌いじゃないよ
堪らない。
ガチ子:海月の能年
姫:イモト
ガチ子:眼鏡かけた泉ピン子(若い)
姫:峯岸南
俺「結構使い込んでるなぁ…」
ガチ子「おじいちゃんの奴車検まだ残ってたから…」
ガチ子友1「色々便利なんですよ!イベントの時とか特にね!」
D「ほほう…?」
E「そんなのどうでもいいから音ゲーしようぜ!」
B「ただ乗り心地は悪そうだなぁ…俺の車n」
ガチ子友2「遠慮するー」
ガチ子はわざわざ姫をさそうなよ
姫にオタサー男子との仲の良さを見せてほくそ笑んでそう
そう思うとどっちも嫌い
男もバカばっか仲間っていう意識無いなら仲良くすんな性格悪い
こういう仲間との間柄はドキュンの方が綺麗
おまえ付き合いづらそう
地味な人たちの絡みって気持ち悪い
本気で仲間意識しないし話し方がおかしいし
こうやって日々の出来事をおーぷんに真面目に報告してるところも気持ち悪い
クズはクズ同士仲良く珍走してミンチになってろよクズ
一応補足しとくと姫さそったのはガチ子じゃないぞ
多分断るだろうなぁ…と思ったら文句言いまくったけど断らなかった
誘ったんなら責任持って仲間に入れてやりなよ
ガチ子とあんたらがしたことは仲間はずれだから
そんな格好悪いことすんなら誘うなよ中途半端に
誰も得しないじゃん
姫「ねぇ…俺君の車に乗せてくれない?」
俺「え?…いいけどなんで?」
姫「…私あんなのに乗りたくない…」
A「そ、そんな事言うなよ…前から決まってたろ?」
姫「でもー!だってぇ!!」
そっから始まる姫の大罵倒
固まる俺とAB。言っちゃわるいが俺らオタクの集まりなのに何言ってるんだこいつみたいな空気になる
そんな事を気にせずにやれ服装がダサすぎるだの性格が暗くてあまり好きじゃないだのゲームの話しかしないだの言い放題だった。
Aが切れた
いいギャグのセンスしてんなwww
姫ならチヤホヤして貰える! → わかる
女慣れしてないオタの集まりでなら簡単に姫になれそう → わかる
ゲームの話ばっか!(※ゲームやってる人間の集まりです)オタキモい! → !!!!??!!!?????!wwwww
姫「えっ…?」
A「あのなぁ!俺らオタクの集まりなんだよ?」
Aにしては強めの発言でちょっと動揺する姫
でも彼女にとっては元々姫の付き人でしかなかったAに対して少し小馬鹿にした態度をとる姫
姫「なになに?そんなに強く言わなくてもいいじゃんwwwwもしかしてガチ子の事好きなの?」
A「そうだよ!!!」
Aとは思えない大きな声で反論する
さらにA続ける
A「俺はなぁ!ガチ子の事が好きなんだよぉ!!!」
姫「えっ!えっ!?わ…えっ!?」
今思うと私の事好きだったんじゃないの?って言おうとしたけど言えなかったんだろうなぁ…姫、友人全員に気がある素振りしてガチ子とその友達来るまでそれに対してみんな悪い気がしてなかったし
で、それを聞いてたガチ子、耳を真っ赤にしてAの方を見てる
ガチ子の友達2人はなんかきゃーきゃー言ってる
ガチ子「えっ…あっ!?えっ!?!?」
ガチ子友1「ほら!ガチ子!返事返事!!」
ガチ子友2「やったねガチ子!!ほらほら!!」
こんな感じでガチ子友2人は超盛り上がり
ガチ子「あ…わ、私は…その、A君が…好きです」
ガチ子友1「キャー!!」
ガチ子友2「やったー!!!」
告白は大成功。事情が読み込めた俺含めた野郎どもも大盛り上がり
後で聞いた所、ガチ子はガチ子でAの事が好きになってたらしかった。
↓
後で聞いた所、ガチ子はガチ子でAの事が好きになってたらしかった。
ガチ友2の反応からして多分相談もしてたくらいにはマジのパターンやな
俺に一言「なんか気分悪いから帰る」
と一言伝えその場から去って行った。
告白が成功したAは姫の代わりにガチ子のバンに乗り目的地に向かう。
俺は、失恋したショックを俺の車に乗った奴に涙ながら愚痴りつつ、旅行先に向かった。
Aの位置が何故俺じゃないんだと嫉妬に狂いそうになりそうだった事を除けば凄い楽しい旅行だった。
それから、姫は俺らの集まりにこなくなった…訳でもなくたまに遊びにくる。
なんだかんだで他に友達が居ないらしい
ただ、Twitterの裏垢でオタクに対する悪態と、本垢で医学部の人に告白されたからみんなとはもう遊べないかも発言からしてもうすぐいなくなるんじゃないかと俺はみている
オタク共の盛り上がりってキモいわ
そう言われてはや1カ月が過ぎた
質問があればバイト終わったら受け付ける
しまむら愛用してる
一言でいえばオタぶったリア充ぶったキョロの集りで、遊びや人付き合いに慣れてないタイプが「ウェーイww」のノリに憧れて上っ面だけ真似するもんだから、何をするにしてもいちいちやり過ぎる。
どのくらい騒いでいいのかとか、どのくらいの距離を保って付き合えばいいのかとか、さじ加減が感覚として身についてないからね。
下手な体育会系のとこよりテンション高くうるさくて、同調圧力やら帰属意識の強制やらも無駄に強かったりする。
んでそれらをお互い無理してやってるもんだから、大抵長続きしない。