紅白歌合戦の舞台裏 中森明菜の出場に「ガセネタ」の可能性

２５日、大晦日のＮＨＫ紅白の曲目と曲順が発表になったが、その舞台裏は大混乱だった。


　波紋を呼びそうなのが初の「大トリ」を務める松田聖子（５２）である。ＮＨＫは「出場１８回目の大ベテラン。毎年、充実した活動をしていてブレていない」と評価するが、音楽評論家の富澤一誠氏はこういう。


「今
年は歌手として目覚ましい活躍をしたわけではなく、“大トリを務める”ことが、最も話題になっているような現状です。聖子サイドは株が上がる要素となって
も、果たして、主催するＮＨＫにとって喜ばしいことなのか。本来の大トリは、その年に活躍して世論の大きな支持を得た歌手による歌い納めが望ましいはず。
主客転倒と言わざるを得ないでしょう」


　和田アキ子、石川さゆり、中島みゆきといった大トリの“有資格者”たちも面白くないはず。本番の表情が見ものである。

　紅組、白組以外の特別枠も情報が錯綜している。出場が報じられていたサザンオールスターズと中森明菜について、番組の担当プロデューサーは「ない」と断言。しかし、その１時間後、ＮＨＫ広報局が「今の時点ではという趣旨の話」と修正する異例の事態に。



「サ
プライズを本番まで秘密にしておきたいＮＨＫ側の事情はわかりますが、サザンの出場はコンサート会場からの中継で決まっている。しかし、明菜については本
当に“ない”可能性が高い。というのも、ブランクの長い明菜がいきなり紅白生出演はハードルが高いし、だからといって録画出演を許したら他のアーティスト
からのクレームは必至。結局、明菜出場は“ガセネタ”じゃないかといわれています」（音楽関係者）



　出場者の選考過程、曲順を巡る舞台裏の方が、本番よりもずっと興味深い。

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