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アギーレ監督が本格的に戦術指導を…選手は驚きを隠せず [スポーツ]

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 日本代表は16日、大阪府堺市内で親善試合オーストラリア戦(18日、ヤンマー)へ向けた調整を冒頭以外は非公開で行い、主に守備での戦術に時間を要したもようだ。ハビエル・アギーレ監督(55)の就任後は初めてとなる本格的な戦術練習。アジア杯で優勝を争うライバルとの一戦を前に、やっと本腰を入れた?

 選手も一様に驚きを隠さなかった。9月の新生日本代表発足後、3度の代表合宿を行ってきたが、アギーレ監督は初めて守備の戦術について指示を出した。DF酒井高が「監督がやりたいことを要求してくるようになって、ステップアップし始めた」と明かせば、MF柴崎も「細かい指示が増えた」と説明した。これまでの自由なサッカーとは違い、規律や約束事が課せられた。

 選手の話を総合すると(1)お互いの距離感(2)相手をサイドへ追いやる守備(3)サイドにボールが出た時のマークの受け渡しやポジショニング(4)DFラインをペナルティーエリアまで下げない(5)GKはDFラインの裏のスペースをケア――と“守備5カ条”が出された。

 特に(1)は状況ごとに具体的にメートル単位で要求した。(2)についてはアンカー役のポジショニングに細心の注意を払い、バイタルエリアと呼ばれるゴール前中央へのパスを供給させないブロックを築くように指示。選手個別の指導では、前任のザッケローニ監督同様に体の向きにまで言及された者もいたようだ。

 9、10月の親善試合4試合までは、アジア杯に向けた選手選考がメーンだった。だがアジア杯が約2カ月後に迫り、18日に対戦するオーストラリアは覇権を争う最大のライバル。11年1月のアジア杯決勝以降、オーストラリアには4試合負けなしとはいえ、前哨戦で叩くことができればアジア杯連覇へ向けて勢いが付く。就任会見時に「守備を固めて勝利を目指したい」と話した指揮官だけに、次の一戦に懸ける本気度がうかがえる。

 10月のブラジル戦では経験の少ない若手を多数先発させたかと思えば、今回は遠藤らのベテランを復帰させるなど、アギーレ監督の戦術や選手選考には協会内部からも懐疑的な目を向けられることがあった。ようやく本腰を入れた格好となったこの日の練習。いよいよ、真のアギーレサッカーがお披露目となる。




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